プログラミング初心者がアーキテクトっぽく語る

見苦しい記事も多数あるとは思いますが訂正しつつブログと共に成長していければと思います

MacにNode.jsをインストールする

Node.jsはスケーラブルなアプリケーションを構築するための非同期型処理を前提とした環境です。ブラウザを必要とせず、PCのTerminalやIDE上でJavaScriptを実行することができます。

JavaScriptをブラウザで実行できるのは手軽な反面、細かい挙動を見ようとすると不便だと感じるようになりました。そこで手元のMac OS MojaveにNode.jsをインストールしてみることにしました。


Node.jsのインストール方法の選択肢

Node.jsをMac上で利用するにはいくつか選択肢があります。

選択肢1. Docker

Node.jsのコンテナが多数、Dockerhubで公開されています。もしDockerがインストール済みなら簡単にNode.js環境を構築、破棄できます。

コンテナ化する前にまずは王道手順でインストールして使い勝手を把握したいので、今回はDockerはパスします。

選択肢2. 公式サイトからインストール

公式サイトでMac用のインストーラが提供されており簡単にインストールできます。

nodejs.org

インストール方法としては手軽ですがバージョンを変更するには毎回、公式サイトからダウンロードして上書きする必要があります。一方、後述するnodebrewはNode.jsのバージョン切り替えが容易です。

いくつかの文献によるとNode.jsはバージョンごとにライブラリとの相性に差が出やすく、Node.jsのバージョンを切り替える頻度は少なくないそうです。よってこの選択肢もパスします。

選択肢3. nodebrewからインストール

nodebrewはNode.jsのインストールや、インストール済みの複数のNode.jsバージョンの切り替えを行えるツールです。Pythonのpyenv的立ち位置です。

私はPythonのバージョンをpyenvで管理しています。言語のバージョンを容易に切り替える利便性は理解しているのでnodebrewを使うことにしました。

Node.jsには同様の機能を提供するツールが他にもあります。どれが推奨かは情報を十分に吟味する時間がなかったためとりあえずnodebrewにしました。他に推奨のツールがあればそれを使って下さい。


homebrewの確認

nodebrewはgitのrepositoryからインストールすることもできますが、homebrewが入っていれば一発でインストール可能です。

手元のMacでhomebrewがインストール済みか確認します。

$ brew -v
Homebrew 2.7.0

いつインストールしたのか覚えてませんが入ってました。使うことにします。


nodebrewのインストール

homebrewがあれば下記コマンド一発でインストールできます。

brew install nodebrew

インストールが完了すると以下のパスをbash profileに追記するようメッセージが表示されるので従います。

export PATH=$HOME/.nodebrew/current/bin:$PATH

パスが通ったことを確認します。

$ nodebrew -v
nodebrew 1.0.1

Node.jsをインストール

インストール可能なNode.jsの版数の選択肢を表示します。

nodebrew ls-all

版数を指定してインストールします。latestで最新版、stableで最新の安定版がインストールできます。保守的にstableにしました。

nodebrew install stable

文献によってはnodebrew installではなくnodebrew install-binaryを推奨しているところもあります。しかしhelpを見るとinstall-binaryはただのinstallのエイリアスで中身は同じだそうです。昔はinstall-binaryの方が早かったそうですが、今はinstallでよいと思います。

インストール済みのNode.js版数を確認します。

$ nodebrew ls
v14.15.4   <<<

current: none

v14.15.4がインストールされました。current: noneとはどのNode.js版数を有効化するか指定されていないことを示しています。


v14.15.4を有効化

v14.15.4を有効化します。

nodebrew use v14.15.4

有効化されたことをnodebrewの視点から確認します。

$ nodebrew ls
v14.15.4

current: v14.15.4   <<<

有効化されたことをNode.jsの視点から確認します。

$ node -v
v14.15.4   <<<

動作確認

「node」と実行するとREPL(対話式実行環境)に入ります。適当にJavaScriptのコードを書いて動作することを確認します。Ctrl + Cでも出れます。

$ node
Welcome to Node.js v14.15.4.
Type ".help" for more information.
> 
> console.log('Hello world');
Hello world
undefined
> 
> .exit
$

これでMacにNode.jsをインストールすることができました。