VSCodeでJavaScript/Node.jsのコードをデバッグする
ここまでMacにNode.jsをインストールして、VSCodeでコード補完ができるようにしました。
次はデバッグします。
Node.jsアプリケーションを作成
デバッグ対象となる適当なアプリケーションを作成します。
VSCodeを立ち上げてserve.jsという名前でファイルを作成し、下記の内容を記述します。
const http = require('http'); const port = 3000; const server = http.createServer( (req, res) => { res.writeHead(200, { 'Content-Type': 'text/plain' }); res.end('Hello World\n'); console.log('/にアクセスがありました') }); server.listen(port); console.log(`http://localhost:${port}/でListenしています`);
動作確認
ターミナルを起動してserve.jsを実行します。
$ node serve.js http://localhost:3000/でListenしています
ブラウザでlocalhost:3000にアクセスします。
ブラウザに「Hello World」と表示されます。またターミナルに以下の出力があります。
$ node serve.js http://localhost:3000/でListenしています /にアクセスがありました <<<
ちゃんと動作していることが確認できました。次はこのアプリケーションをデバッグします。
Ctrl + Cでserve.jsを終了します。
デバッグ設定
VSCode画面左の虫ボタンをクリックします。Run and Debugの下のcreate a launch.json fileをクリックします。
「Select Environment」と要求されるので選択肢の中からNode.js(legacy)を選択します。
Node.js(legacy)が従来のデバッグ機能でNode.js(preview)が実験中の新しいデバッグ機能です。新しもの好きの人はNode.js(preview)を選んでも結構です。
launch.jsonファイルが自動生成されます。launch.jsonはデバッグ実行に関連する各種の構成情報を記述するファイルです。programがserve.jsになっていることを確認します。
{ // Use IntelliSense to learn about possible attributes. // Hover to view descriptions of existing attributes. // For more information, visit: https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=830387 "version": "0.2.0", "configurations": [ { "type": "node", "request": "launch", "name": "Launch Program", "skipFiles": [ "<node_internals>/**" ], "program": "${workspaceFolder}/serve.js" <<< } ] }
デバッグ開始
画面左上、「RUN」右横の三角ボタンを押してDebugを開始します。
エディタ画面左端で適当な行をクリックしてブレークポイントを設定します。下の例では5行目にブレークポイントを設定しました。
ブラウザからlocalhost:3000にアクセスするとブレークポイントで処理が停止します。画面左側に変数の情報などが表示されています。
画面上部のアイコンでコンティニュー、ステップオーバー、停止などができます。